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LANとは
Local Area Networkの名のとおり企業のオフィスや工場あるいは大学のキャンパスなどのある地域に限定された範囲内(Local Area)で、PC同士の間でデータや画像を相互に通信するネットワーク(Network)という意味がもともとの意味です。
IEEE802/ISOにおけるLAN定義
①オフィス、工場、倉庫、キャンパスといった限定された広がりを持った地域で、PCにかかわりをもつ様々な機器の間で自由に情報交換ができるネットワーク。 ②具体的な接続装置としてコンピュータ、プリンタ、端末機器、大容量ハードディスク監視/制御機器、他のネットワークとのゲートウェイ装置(ルータ)等がある。 ③応用例としてファイル転送またはファイル・アクセス、グラフィックス処理、電子メール、遠隔データベース、音声処理等がある。 ④導入したユーザーが主体的に管理・運営する。
IEEE802/ISOにおけるLANの特徴
①異なるベンダで作成されたコンピュータ等の機器をLANに接続し、相互で通信できるよう(マルチベンダ接続)必要な標準を定める。 ②この目的のためには各機器の間に機器インターフェイスとプロトコル(通信規約)に関する互換性が必要になる。 ③IEEE802委員会では、ISOのOSI参照モデルの7層との関連や主として下位)2層(物理層、データリンク層)のプロトコルの標準化を行う。
IEEE802/ISOにおけるLANの技術的内容
①物理的(あるいは論理的)なネットワーク・トポロジー(配線形態)としてバス型、リング型、スター型がある。 ②媒体アクセス制御(ケーブル等にいつデータを送出したらよいか等の制御)として、CSMA/CD、トークン・バス、トークン・リング方式を標準化する。 ③使用するネットワーク媒体として、同軸ケーブル、ツイストペアケーブル、光ファイバケーブル無線等を使用する。 ④伝送方式としてベースバンド方式とブロードバンド方式を採用する。 ⑤伝送速度としては1Mbps以上とする。
LANケーブルの特徴
①Cat5E エンハンストカテゴリー5。上限周波数帯域100MHzのメタルケーブル。 伝送速度は1Gbps。 ②Cat6 カテゴリー6。上限周波数帯域250MHzのメタルケーブル。 伝送速度は1Gbps。